少林少女

緊急提言! この映画をホメる!

もはや、少なくともネット上では、かの『デビルマン』の如く、ボッコボコに酷評され、痛罵され、唾棄され、忌み嫌われ、まるでクズのような扱いを受けているという印象が強い本作。
しかし、幼少の頃から「村一番のアマノジャク」と呼ばれ、村長や村の駐在さんにさんざん生意気な口をきいては、親に叱られて、鎮守様の境内の木によく縛り付けられていた過去を持つ、この僕としては、こういう事態に直面すると、ムラムラと生来の「アマノジャク」気質が顔を出してしまうのです。
「ここまで誰もホメないならば、俺がホメずに誰がホメるというのか……!」
そういうワケで、ここであえて『少林少女』をホメてみたい。


さて、では、この作品のいい所を探してみましょう……。(そして沈思黙考すること3時間→飽きてきたので外に飯を食いに行く→帰りに「TSUTAYA」に寄る→AVコーナーへ→「NO.1アイドル 麻美ゆまが童貞をプロデュース」をチョイス→帰宅後、さっそく下半身フルチンになり鑑賞→しかるべきコトを済ませた後、いつのまにか爆睡→目が覚めたら翌朝→あれ、俺、何してたんだっけ……あ!)


……えー、いい所を2日がかりで探してみました。


(1)安眠できる
劇中に一切、笑いや拍手や歓声が湧くようなシーンがありませんので、寝不足にお悩みの外回りの営業の方なんかにうってつけ。しかもクライマックスでは、本来最も盛り上がらなければならないシークエンスにもかかわらず、なんかヒーリング的な癒される感じの映像と音声が流れますので、最後までぐっすり快眠できることと思います。


(2)トイレに立ちやすい
これと言って見せ場もないし、意外な展開とかどんでん返しとか是非観るべきシーンとか特にありませんので、最近尿が近くなって困っている方や下痢気味の方でも安心です。


(3)柴咲コウが主演している
あの人気女優、柴咲コウのいろんな表情やコスプレを大画面で堪能できます。カンフーアクションも頑張ってます。いや彼女なりに。


(4)山崎真実が出演している
ラクロス部員の有象無象の中で、比較的台詞も、柴咲コウとの絡みも多い役で、僕の好きな山崎真実ちゃんが出てますので、この際要注目です。欲を言えば彼女だって「アクション可」なのですから(『ペルソナ』の項参照)是非、彼女のアクションシーンも見たかったものです。


……以上!


ね、どんな映画だって、探せばあるもんですよ、いいト・コ・ロ(しきりにウインクしながら)。