2008年ベストテン

金のためなら何でもするズラー!(近所の公園でブランコを全力で立ちこぎしつつ絶叫)」

そういう訳で僕は目下、1円でも多くの現金をゲットするために、マネーゲーム自動販売機の下にむりやり手をつっこんで探る、ダウジング徳川埋蔵金を探索する、使途不明の募金箱を抱えて駅前を徘徊する、など)に熱中していますので、正直映画どころじゃありません。理由は聞くな。

でも、けじめとして昨年のベストテンは発表しておこうと思います。ただ昨年は、僕的には非常に佳作が多かったので、これを書いた翌日には順位や作品が入れ替わっている可能性もあります。あくまでも2009年1月21日現在のベストテンと捉えてください。


第1位 ダークナイト
アメコミ映画のひとつの頂点であり、ヒース・レジャーという俳優の恐るべき才能を見せつけられた作品だった。合掌。


第2位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
人間の救いようの無さが、完膚無きまでに描かれているというのに、観賞後、何故か爽快になるという奇跡的傑作。


第3位 僕らのミライへ逆回転
きっとあなたも「スウェーデッド」映画を作りたくなる、豊饒な「映画愛」に満ちた無邪気な佳作。


第4位 ノーカントリー
その表情だけで、アメリカの絶望を表現してしまうトミー・リー・ジョーンズ。缶コーヒーのCMなんかより日本映画に出てもらえって。


第5位 愛おしき隣人
登場人物は全員不幸で終始陰鬱な表情。でも、そこはかとなく笑える。そして最後にガーンと一発喰らわされる。


第6位 ミスト
まさにポスト911映画の代表格。いかにデタラメで残酷なことでも起こりうるのが現実なのだ、とこれでもかとばかりに叩きつけられる。


第7位 ランボー 最後の戦場
結局、「人を殺すという仕事」を再び請け負う情念の人ランボー。もはや悟りを得たかのようなラストの虚無的な表情に心打たれた。


第8位 エグザイル/絆
男性器を装着している人は絶対観た方がいい映画。女性器を装着している人にもお勧めってレビューと同じこと書いてるな。


第9位 片腕マシンガール
単なるスプラッター・アクションではない。きっちり筋の通った復讐の美学が貫かれた快作。あと主演の八代みなせちゃんがエロかっこ良すぎる。


第10位 世界で一番美しい夜
戦争よりセックス、という当たり前なんだけどなかなか言いづらいことを、有り得ないほど堂々と主張していることへの賛嘆の念により選出。


以上。