2023年10月の鑑賞記録

劇場

『アンダーカレント』グランドシネマサンシャイン池袋 '23・10・11
白石晃士の決して送ってこないで下さい【劇場版】』ヒューマントラストシネマ渋谷 '23・10・13
ザ・ドライバー 4Kレストア版』シネマート新宿 '23・10・14
『宇宙探索編集部』ヒューマントラストシネマ渋谷 '23・10・26
『オクス駅お化け』ヒューマントラストシネマ渋谷 '23・10・27
『月曜日から来た女』(世界の映画作家Vol.238 ハル・ハートリー新文芸坐 '23・10・28
アンビリーバブル・トゥルース』(世界の映画作家Vol.238 ハル・ハートリー新文芸坐 '23・10・28
『トラスト・ミー』(世界の映画作家Vol.238 ハル・ハートリー新文芸坐 '23・10・28
シンプルメン』(世界の映画作家Vol.238 ハル・ハートリー新文芸坐 '23・10・28

配信

『Q:EXトロイの木馬 - September 23, 2023 Live streaming』フェイクドキュメンタリー「Q」YouTube) '23・10・8

僕は1993年に『トラスト・ミー』と『シンプルメン』を、ずいぶん前になくなってしまった高田馬場東映パラスという映画館で2本立てで観ている。もう30年前のことになるわけだ。ハル・ハートリーの作品を観たのは、それが最初だった。
何故観に行ったのかは忘れてしまったが、観終わったあと、2本ともどうにも変な映画だったが何とも言えない魅力があったなあなどとぼんやり考えたような気がする。
その後、ハル・ハートリーのことは頭の片隅にはいつもあった。しかし、上記の2本以外の彼の作品は、実は今回のオールナイトまで『愛・アマチュア』しか観ていなかった。でも僕は彼のファンだ。ずっとそうだった。
今回、久しぶりに『トラスト・ミー』と『シンプルメン』を観た。一緒に上映された、未見だった他の作品ももちろん面白かったが、やはり、この2本は僕にとって特別な映画だと再認識した。しかし何がそんなに魅力的なのかと問われても、うまく説明できないだろう。初めて観た当時の様々な記憶や感傷と複雑に絡み合った末に、この2本は僕の中で特別な位置を占めているからである。だから説明してもわかってもらえないだろうし、そもそも説明はしない。ただ、未見の人にはちょっと観てほしい気持ちはある。