トランスフォーマー/リベンジ

マイケル・ベイの「ひとり東映まんがまつり」

監督:マイケル・ベイ
脚本:アーレン・クルーガーロベルト・オーチーアレックス・カーツマン
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:シャイア・ラブーフミーガン・フォックスジョン・タトゥーロ 他
ストーリー: 宇宙から来た金属生命体「トランスフォーマー」の二つの勢力、正義の「オートボット」と悪の「ディセプティコン」との激闘から2年後。サム(シャイア・ラブーフ)は大学生となり、恋人のミカエラミーガン・フォックス)とは離ればなれになってキャンパス・ライフを始めることに。一方、アメリカ政府は「オートボット」と連係して、潜伏する「ディセプティコン」を掃討する精鋭部隊「NEST」を組織していた。そんなある日、サムはトランスフォーマー同士の争いの元となった「キューブ」のかけらを発見する。


全編にわたって最先端のVFX技術を駆使して、小学生レベルの感性の持ち主しか喜ばない「東映まんがまつり」的な安い高揚感を出すことに、ひたすら全力を傾けたマイケル・ベイには、もはや呆れるのを通り越して感嘆の念を抱いた。以下雑感。/前作同様、複数のロボット同士の戦闘シーンになると、たちまちどっちがどっちなのかわからなくなる。もう少し上手く撮れないものか。/延々と、大して面白くもない下ネタと麻薬ネタをひっぱり続けるのには、変な凄味を感じた。/ジョン・タトゥーロが一世一代の漢気を発揮するシーンが、僕にとっては本作最大の見せ場。唯一ここだけは燃えました。