燃えよ!ピンポン

卓球デブの「よくすべる話」

燃えよドラゴン』の卓球版パロディをベースに、しょーもないギャグを散りばめたコメディ映画(と呼びたくない)。/マジに哀しくなるくらい笑えなかった。鑑賞中「俺、ここで何してるんだろう……」。心の中でそっと呟いた。/主に盲人ネタ(主人公の卓球の師匠がメ●ラで、何かというと柱にぶつかったり、エレベーターの穴に落ちたりする)とゲイネタ(敵の首領クリストファー・ウォーケンがそっちの趣味の人)がメイン。主役のデブは本当に無能で、体形以外に笑える要素ゼロ。/ドラマツルギー的にも、主人公が落ちぶれるきっかけとなった宿敵のドイツ人と決着をつけさせないなど、いろいろ間違っている。/観たことを後悔したのは今年初めて。