チーム・バチスタの栄光

この「2時間ドラマ臭」はなんだろう

例えば本作が、土曜ワイド劇場で「窓際女医の殺人カルテ」とかいうタイトルで放映されたとしても違和感がない感じ。全然「映画を観た」という感触を得られなかった。/本当に、いつ犯人が崖っぷちで動機を語りだすかと思うと気が気じゃなかった。/竹内結子はハマリ役ではあったが、リアリティに欠けた。/いくらなんでも吉川晃司が天才外科医ってのも、ないと思う。/阿部ちゃんはいつものように変人を嬉々として演じていた。この人は可もなく不可もなく。/ソフトボールのシーンは全部要らない。/しっかりした原作があるんだから、それを如何に「映画」として面白く見せるかということに、もっと頭を使うべきではなかったのか……って、どんだけ上から目線なのか、僕は。/少々反省。