どろろ


突然の雨に降られて、荒れ寺で雨宿りする二人。「濡れた服を脱いで乾かせよ」と百鬼丸。「…いいよ、このままで」とうつむくどろろ。「男同士なんだからいいだろ」とニヤニヤしながら強引に脱がせようとする百鬼丸。「やめろよお」ぽこぽんと太鼓を鳴らしながら抵抗するどろろ。でも結局脱ぐ。
妖怪との戦いで泥だらけになった後、偶然温泉に辿り着く二人。「おっ、ちょうどいいな。入ろうぜ」と百鬼丸。「…お、俺はいいよ」と遠慮するどろろ。「何言ってんだよ。いいじゃん、男同士なんだから」と口元に下卑た笑みを浮かべながらなおも誘う百鬼丸。「やめろよお」ぽこぽこぽんと太鼓を鳴らしながら抵抗するどろろ。でも結局入る。
雪山で凍死しそうになり、山小屋に逃げ込む二人。「こりゃまずい。早く裸になってお互いに温め合わないと死ぬぞ」と百鬼丸。「…いや、それもまずいだろ」とどろろ。「男同士なんだから別に恥ずかしくないだろう?」と口の端によだれを溜めながら言い放つ百鬼丸。「やめろよお」ぽこぽこぽこぽんと太鼓を鳴らしながら抵抗するどろろ。でも結局抱き合って寝るはめに。
…こんな『どろろ』だったなら、ぼかぁ完全支持だったのになあ。(白)