エレクション


『ブレイキング・ニュース』、『PTU』、『ザ・ミッション/非情の掟』などで見せたスタイリッシュな銃撃戦描写を一切排し、刀、棍棒、石(!)などによるプリミティブかつ観てて痛すぎる権力闘争が展開。それが却ってリアル感。ラストのシークエンスには寒気さえ覚えた。「こんな怖いヒトたちがいる国には、ほんに行きたくないもんどす」と何故かインチキ京都弁で呟きたくなる仁義レス・ワールドの暗黒ストーリー。でも必見。(白)