海炭市叙景

★★★★☆
同じ街に住む、しょっぱい人生を歩む人々の、それぞれの数日間がオムニバス形式で描かれる。どんな人にも、それなりのドラマがあり、それはその人にとっては逃げることのできないものなのだという当然であり残酷でもある真実が、まざまざと露呈する。映画って、そういう「人間の真実」に触れることのできるものだったよな、と久々に感じさせられた佳作。