ジョニー・マッド・ドッグ

★★★★☆
子供たちを戦争の道具として利用するという日本人である僕らから見たら言語道断の所業でも、それがごく普通の行為である人たちが確かに存在するという絶望。倫理感は国境を越えられない。子供ゆえの残酷さ、をうまく利用する大人たちのさらなる残酷さ。残酷スパイラルの地獄めぐりを描くこの作品は、見てみぬふりを許さず、世界を糾弾する。